米澤円 主催ライブ「Venus Voice GIG vol.2」感想
米澤円さんが主催の声優4人による生バンドライブに参加してきました。
米澤円さんの出演イベントには、ご本人名義のライブや、「けいおん! ライブイベント 〜レッツゴー!〜」などのアニメイベントほか定期的に参加しており、1月に行われたライブ「TERA CHAOS」以来の参加です。
なお未デビューではあるため、カバーとキャラソンが歌われます。
まずはガンダム00マリナ役、などをされている、恒松あゆみさんからスタート。
1.TOMORROW(機動戦士ガンダム00:マリナ・イスマイール<恒松あゆみ>)
2.Fly me to the moon(jazzのスタンダード)
3.オフィーリア(The Zig Zagsオリジナル)
4.メドレー『ラムのラブソング・CAT'S EYE・ガッチャマンのうた・キューティーハニー』
今日の観客がノリノリで盛り上がってくれるのに対し、ご自身のパートの雰囲気が違う、ということをとても心配されていたのが印象的でした。
そのわけは普段jazzライブを行っているバンドメンバー(The Zig Zags)とともに、アニソンのjazz・ボサノヴァアレンジでのステージのため。
こういうライブで一曲目からバラードはなかなか珍しい。
個人的には直近で鑑賞したのが「tetra+」というアシッドジャズ的なバンドのライブなので、jazz→アニソンへと良い感じに移行できた感があるなぁと思ったりも。
jazzバンドをされていることもあり、声量があり声の伸びがすばらしかったですし、アレンジがスタイリッシュで格好良く、インストのオリジナル曲もあり演奏込みで楽しめました。
次は、けいおん!真鍋和役、などをされている、藤東知夏さん。
5.Life Goes On (機動戦士ガンダムSEED DESTINY:有坂美香)
6.ガーネット(時をかける少女/劇場アニメ版:奥華子)
7.空の道標(藤東知夏オリジナル)
8.Wind Climbing ~風にあそばれて~(魔法陣グルグル:奥井亜紀)
Life Goes Onは梶浦由紀さんが好き、ということからの選曲。またもやガンダム曲からのスタート。作詞作曲をされた、ご自身の曲も良い曲で、このイベント限定で発売されたので思わず買ってしまいました。なんと手焼きCD-R
実はセットリストで一番テンションがあがったのが、藤東さんのパートでした。
Wind Climbingが選曲されるなんて!とても難しい曲ですよね。
アニソンタイアップ曲に限らずではありますが、自分も亜紀さんの曲が好きで、何度もライブに足を運んでいる身だったりするので嬉しかったです。
そして、ガーネット。最近時かけアニメをニコ生公式配信で見て、内輪でこの作品について議論していたので、なんだかタイムリーでした。
そういえば、ご自身もニコニコ動画がお好きなようで、選曲にいたった内情をお話しされていました。
そして、ストライクウィッチーズ バルクホルン役、などをされている 園崎未恵さん。
11.愛・おぼえていますか(超時空要塞マクロス:リン・ミンメイ<飯島真理>)
12.ライオン(マクロスF:シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛)
(米澤円さんとデュエット)
歌もさることながら、トークがきれっきれで面白い! ご自身の役から、実際にセリフを言っていただいたりも。
ボーカルはとても格好良いに尽きますが、愛・おぼえていますかでの、アイドルチックというか可愛らしい歌い方も、声の使い分けの技術が凄いなと純粋に感心してしまいました。
またもやガンダム曲である、水の星へ愛をこめてが。この曲でのシンセ音アレンジが無茶苦茶良いなーと、曲中ずっと思っていました。
そして連続のマクロスで、vol.1で米澤さんソロで歌われていたライオンが園崎さん・米澤さんデュエットで! Cメロのとても高い部分がお二人とも綺麗でした。
『新しいマクロスも……』と言われたところで、『マクロス7!』という声が飛び交っていましたが、7もぜひ聴きたかったですね。
14.メドレー『Responsibility Response(Another:赤沢泉美)・Wonderful World(プリティーリズム・オーロラドリーム:城之内セレナ)』(米澤円キャラソンより)
15.深愛(WHITE ALBUM:水樹奈々)
16.only my railgun(とある科学の超電磁砲:fripSide)
夢想歌と深愛はWHITE ALBUM2のCDでもお馴染みですが、まさか米澤さんの生歌で聴けるとは!生歌ながら、特に深愛Aメロでの吐息の使い方が上手い。
米澤さんの歌声は体を内部からつままれている感じがします。
Responsibility Responseで、ご自身の曲でもレアなロック?曲も聴けて良かったです。
ご自身、ロックな曲をカバーされることもあるので、どんどんとロックな持ち曲ができて欲しい。
最後のonly my railgunはさすがの、大盛り上がりでしたね!この曲が生バンドで歌えて嬉しいとのことでした。
アンコールでは出演者全員での、
この曲はいろんな人のバージョンを聴いていますが、突出してCメロのハモリが素晴らしかったです。
Vol.1とTERA CHAOSの内容から、ある程度セットリストの予想をしていたのですが、この2つにあった、坂本真綾・スフィアの曲が無くなったこと、Vol.1と同じライオンが歌われたことは結構予想外でした。
なおTERA CHAOSでは、米澤円さんによる、坂本真綾 - Get No Satisfaction!とabingdon boys school - JAPは記憶に残る、最高のカバーでしたね。
Vol.3などこの先も、自主企画ライブをシリーズ化してくれたらとても楽しくて良いなと思います。
ちなみにけいおん!曲は公式以外では、現時点は権利的に歌えないようです。(つまり後々は……。